VideoStudio Pro X3でAVCHD編集
Part.3 VideoStudio Pro X3を使って1本のムービーに仕上げる

3-2:スマートプロキシファイルを作成


VideoStudio Pro X3でハイビジョン編集する際のメリットのひとつに、「スマートプロキシファイル」が使用できることにあります。これは、AVCHDカメラの映像のようにパソコンにとって負荷の高いファイルを使って編集するときに、画像サイズの小さい「代理ファイル(プロキシファイル)」を作成し、それを使って作業をすることで快適に作業できるようにするものです。作成には時間がかかりますが、編集作業がしやすくなることを優先したほうがストレスはありません。編集作業は代理ファイルで行いますが、作品を完成させるときには元のファイルを使用するため、ハイビジョンの解像度が保たれ、画質に影響がないのが特徴です。

パソコンの性能が充分な場合は作成しなくてかまいませんが、標準状態ではスマートプロキシファイルを使った編集が有効になっているので、必要ない場合は「スマートプロキシを有効にする」のチェックを外しておきます。また、通常はタイムラインに映像を並べる際に、AVCHDのファイルなら自動的にプロキシファイルが作成されますが、VideoStudio Expressから転送した場合は手動で作成しなければなりません。ここではまず作成方法を解説します。

VideoStudio Pro X3:スマートプロキシファイル



1. タイムラインに並んだ映像をすべて選択し、「スマートプロキシ ファイルの作成」を実行

VideoStudio Pro X3:スマートプロキシファイル作成方法

2. 「スマートプロキシ マネージャー」を開き、プロキシファイルが完成するまで待つ

VideoStudio Pro X3:スマートプロキシ マネージャー

プロキシファイルの作成状況は「スマートプロキシ キューマネージャー」で確認できる。「設定」メニューから「スマートプロキシ マネージャー」を選び、「スマートプロキシ キューマネージャー」をクリック。



VideoStudio Pro X3:スマートプロキシ キューマネージャー

「スマートプロキシ キューマネージャー」画面が開くと、いまどのファイルを変換しているかが表示され、変換が終了するとリストからクリップ表示が消える。



VideoStudio Pro X3:スマートプロキシ キューマネージャーでの変換完了

すべてのファイルの変換が終了すると、「スマートプロキシ キューマネージャー」の表示は空になる。「OK」をクリックして画面を閉じる。



VideoStudio Pro X3:カット編集作業が快適

スマートプロキシ ファイルが完成するとスムーズに再生できるようになるため、シーンの確認やベストショットだけを残すカット編集作業が快適になる。




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