DVD MovieWriter 6だからできる!簡単!高速!精密!カット編集


ホームビデオもテレビ番組編集も基本はカット編集!

録画したテレビも、ビデオカメラで撮影した映像も、大切なのはカット編集です。せっかく録画した番組はCMをカットして保存しておきたいものですし、自分のビデオ作品となれば、不要な部分をしっかり削って、決められた時間にしっかり収めなければなりません。つまり、カット編集こそビデオ編集の第一歩というわけです。

DVD MovieWriter は一歩進んだ映像DVDを制作できるソフトですが、初心者向けの映像編集ソフトとしても不動の人気を集めている理由は、その卓越したカット編集能力です。簡単に映像をカットできる卓越した機能を実感しましょう!


1.「ビデオの複数カット」を活用しよう!

DVD MovieWriterのメイン画面上でも、カット編集は行えますが、大雑把すぎるので却って使いにくい場合があります。それを解消してくれるのが、DVD MovieWriterのカット編集に必要な全ての機能を備えた専用ウィンドウ「ビデオの複数カット」です。


ビデオの複数カットウィンドウ


「ビデオの複数カット」画面を表示させよう

1. ビデオカメラ、DVD、ハードディスク内にあるカットしたい映像を読み込みます。

2. 読み込んだ映像をクリックし、選択状態にしましょう。


「ビデオの複数カット」画面を表示させよう

3. 「ビデオの複数カット」ボタンをクリックします。
これで上記のビデオの複数カット画面が表示されます。


2.従来のカット編集は?

カット編集を容易にする「ビデオの複数カット」

「ビデオの複数カット」とは、一つのビデオクリップに対して複数のカット編集を施すという意味です。どんな機能なのかをここで勉強しておきましょう。

上の図は、一つのビデオクリップを緑の直線として表したもので、赤の部分がカットしたい部分です。さて、これを従来からあるカット編集機能でカット作業を行うとどうなるでしょう。

  1. 1の冒頭部分にタイムバー上のカーソルを合わせる。
  2. カットボタンをクリックする。
  3. 1の末尾部分にタイムバー上のカーソルを合わせる。
  4. 二度のカットで独立した部分不要部分を選択して削除する。

赤の2、3、4の部分をカットする際も同じ工程を繰り返さなければならなくなります。しかも、多少経験している方ならお分かりでしょうが、カットしたい部分にカーソルを合わせるというのはなかなか難しい作業です。


3.ビデオの複数カットを使ってみよう

図1は上のグラフと同じ色だけで作成された映像を読み込ませた「ビデオの複数カット」画面です。ビデオの複数カットの活用方法と、従来のカット編集の問題点をどう解決しているか見てみましょう。活用する部分は図1に示された「マークイン/マークアウト」ボタンと「ワンフレームマルチトリム」画面です。


<図1>

「ビデオの複数カット」の基本は、「採用する部分を選択する」という作業になります。カットしたい部分を選んでいくのではありません。


<図2>

1. 最初の緑の映像部分は採用部分なので、図2の「マークイン」ボタンをクリックしておきます。

2. 次に、図2の「カーソル」を右方向にずらしてカットしたい部分まで映像を進めます。
うまく合わせられない場合は、「ジョグホイール」を活用しましょう。ジョグホイールは一昔前の音楽機器などについていた音量ツマミと同じです。ジョグホイールをマウスの左クリックを押したままの状態で、左右に動かしてツマミを回すと、少しずつ映像が前後に動くので、合わせやすくなります。


<図2>

それでも合いにくい場合は、「ワンフレームマルチトリム」画面にマウスカーソルを合わせ、マウスのホイールを回転させることで、1フレーム(1/100秒単位)で映像を動かす事ができます。とても便利なので覚えておきましょう。


<図3>

3. 図3のように緑の採用部分の末尾に合わせたら、「マークアウト」ボタンをクリックすると、下部にクリップが表示されます。失敗したら、「元に戻す」ボタンをクリックすることで前に戻せます。

あとは、次の採用部分まで同じ要領で移動させ、「マークイン」ボタンをクリック、末尾まで移動させて「マークアウト」ボタンをクリックしていけば、複数のカットが可能です。


<図4>

緑の採用部分だけを切り出す事が出来ました。ビデオの複数カット画面を抜けるには、「OK」ボタンをクリックします。通常のDVD MovieWriter画面に戻り、クリップにハサミのマークがついた事を確認しましょう。これで完了です。


4.ビデオの複数カットをマスターしよう

「ビデオの複数カット」による編集で、今までのステップをおさらいすると、以下のようになります。

  1. 採用部分の冒頭で「マークイン」ボタンをクリックする。
  2. 採用部分の末尾まで映像を動かす。
  3. 採用部分の末尾で「マークアウト」ボタンをクリックする。

採用部分の冒頭や末尾への移動も簡単で、しかも余分なステップが少なく済みます。実際に操作してみれば、この編集スピードが飛躍的に向上するのが実感できるでしょう。

このビデオの複数カットはVideoStudioシリーズにも採用される程の完成された使いやすさを秘めています。この機能の使い方をしっかりマスターして、スピーディーで正確な編集をマスターしましょう。